すべての携帯電話は、契約と切り離して販売するようにすべきである。
あなたはお気に入りの電話機を見つけ、そのまま買って帰宅する。
そして、今お持ちの電話機の中からSIMカードを取りだして新しい電話機にはめこむ。
それだけで「機種変更」が完了。電話帳を移す必要もない。
携帯電話(PHSも含む)の販売台数が5千万台を突破し、広く普及したいま、新規契約を前提とした販売奨励金付き値引き販売はそぐわない。
新規契約を前提とした枠組みの中で機種変更に妙な制約をあてはめて事実上やりにくくしていることは、本来の消費活動が抑え込まれている恐れなしと言えようか。
もっと自由な機種変更ができるようになれば、電話機は多種多様な機種が登場するし、外資の参入もたやすくなって価格も決して高いものにはならない。
ゆがんだ業界をただしませんか?
一日も早く、SIMカード方式の導入を願う。
(1999.8.17発表)
電話機は高性能の無線機である以上、1台の価格は2・3万円するというのが妥当であろう。
事実、アマチュア無線機器などはこの価格かあるいはそれ以上の価格帯で販売されている。
携帯電話は広く普及しているため、量産効果でアマチュア無線機よりは安くなることは事実であるが、それにしても2万円台が当たり前の価格といえないか?
それが数千円程度(あるいは0円)でないと高くて買う気がしないというマインドを消費者に定着させてしまった。
機能を省き、または小型軽量化を見送り材質を下げることで5千円程度の電話機があってももちろんよい。
要は、販売奨励金を積んで初期費用を安くし、みかけの価格を下げることであまり携帯電話を必要としていない層をも取り込むという発想がそろそろ限界に来ているのではないか、ということだ。
みんなが自分の1台を持った以上、次は機種変更したくなるというもの。固定電話のように、お気に入りの電話機を求めたくなるのは、満ち足りた次の段階には当然あるべき姿であって、それが自由にできないというのでは決して豊かさを実感できない。
新規契約を取るための販売の枠組みのせいで、いつまでも月々の基本使用料が劇的に下がらなかったり、通話料が高いままでは、なんのために電話機を持つのか、自由に好きなだけ使えないのではかえって貧しい感覚を呼び覚ましてしまう。
(1999.8.28発表)

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