NOKIA、Intelがそれぞれ開発してきたモバイル用OS
Maemo、Moblinが融合して完成したOS
それが “The Big Merge” こと、MeeGo(ミーゴ)です。
軽快な動作、直感的な操作を使命とし、The Linux Foundationの元で開発が行われています。
MeeGoには、ネットブック用、携帯電話用など、各種モバイル用途にOSのバージョンが用意されます。
ネットブックにインストールすれば、大きな画面大きなキーボード。高速なWiFiで接続できるという理想のモバイルコンピューターができあがります。
いわば、大きな「NOKIA コミュニケーター」が手に入るのです。それもわずか3万円台で。
1. 準備
MeeGo v1.0 for Netbook は、Atomを搭載したネットブックで動きます。
次の製品で動作確認されています。
* Asus EeePC 901, 1000H, 1005HA, 1008HA, EeePC 1005PE, Eeetop ET1602
* Dell mini10v, Inspiron Mini 1012
* Acer Aspire One D250, AO532-21S, Revo GN40, Aspire 5740-6025
* Lenovo S10
* MSI U130, AE1900
* HP mini 210-1044
* Toshiba NB302
MeeGoの対応言語は次の通りです。日本語も含まれています。
Japanese, Korean, Chinese Simplified, Chinese Traditional, Swedish, Polish, Finnish, Italian, Brazilian Portuguese, French, German, Spanish, Russian, Dutch, English, British English
お試し(後述)ではメニューは英語のままですが、ネットの閲覧は日本語でできます。
一部文字化けが見られますが、初期設定のフォントを変更することで直ります。
なお、インストール後に次の設定を行うことで問題なく日本語で読み書きができるようになります。
・インストールの際に「日本語」を選択する
・フォントを変更する
・日本語入力システム(SCIM+Anthy)を追加する
インストールには、1GB以上のUSBメモリーが必要です。
このUSBメモリーにインストールして、まずはお試しができます。
ネットブック本体のWindowsにはいっさい手を加えないので、あれこれいじってみて、MeeGoの世界をお試しください。
納得してMeeGoを本格的に使いたくなったら、そのUSBメモリーを使ってネットブック本体にインストールできます。
MeeGoの世界を知るには、次のページの「Netbook Screenshots」をご覧ください。
http://meego.com/devices/netbook/netbook-screenshots
2. MeeGoのダウンロード
ブラウザを含むバージョンの、「MeeGo v1.0 for Netbooks (Google Chrome Browser)」は、
次のページからダウンロードできます。
http://meego.com/downloads/releases/1.0/meego-v1.0-netbooks-google-chrome-browser
「meego-netbook-ia32-1.0.0.20100524.1.img」
をダウンロードします。約800MBです。
3. MeeGoをUSBメモリーにインストール
ダウンロードしたファイルをUSBメモリーにインストールします。
手元にあるネットブックで、次のサイトにアクセスします。
「Installing MeeGo on your Netbook」
http://meego.com/devices/netbook/installing-meego-your-netbook
このページの「Windows Instructions」から、USBメモリーにインストールするソフト、
Win32DiskImager.exe
をダウンロードします。
ネットブックのUSBに、USBメモリーを挿入します。
ダウンロードしたファイルはZIPなので、解凍して
Win32DiskImager.exeをダブルクリックして実行。
USBメモリーにインストールするファイル、先ほどダウンロードした
「meego-netbook-ia32-1.0.0.20100524.1.img」を選択、
インストール先にUSBメモリーを指定します。
*おおむね自動で指定されていますが、念のためUSBメモリーのドライブ名を確認
*USBメモリーの内容は全て上書きされますので注意
*USBで外付けHDDを使っているときは、この際、一時的に外してしまうのが安全
(間違ってインストール先に指定してしまうと、内容が削除されてしまうから)
4. MeeGoの試運転
インストール済みのUSBメモリーをUSBに挿入したまま、ネットブックを再起動します。
Eee PC 1005PE 等の場合、起動時にESCキーを押します。
*タイミングが遅れるとWindowsが起動するので、ESCキーを何度か続けて押すのも可
ブート選択の画面が立ち上がります。
メニューは、上から、
・USBメモリーからMeeGoを起動する
・MeeGoをネットブックにインストールする
・Windowsを起動する
と書かれています(英語)。
一番上にカーソルを合わせて、実行キーを押します。
USBメモリーからMeeGoが起動します。
ネットブックのWindowsには変更を加えないので、安心してMeeGoを試すことができます。
おそらく直感的にあれこれいじることができると思いますが、
日本語の表示、無線LANの設定などが簡単にできます。
MeeGoを終了するときは、電源ボタンを押します。
5. MeeGoのインストール
では、MeeGoをインストールしてみましょう。
USBメモリーを挿入したまま、再起動させ、前述のブートメニューから「MeeGoをネットブックにインストールする」を選び、実行キーを押すことでインストールが始まります。
使用する言語で「日本語」を選択します。
インストール先のハードディスクを選ぶことを求められますが、一番上のメニューにある「HDD全体をフォーマットして、すべての領域にシステムを入れる」(英語)を選びます。
人によっては、別の選択肢もあるでしょう。
インストールはほぼ30分以内で終了します。
6. MeeGoの設定「無線LAN」
システムにインストールが終わったら、ネットブックですから、何はともあれネットに接続するようにしなければなりません。
MeeGoの上部にあるメニューバーから「ネットワーク」を選び、すでに受信できているいくつかの無線LANから自分のネットワークを選んで設定するか、あるいは「新規接続の追加」にて、
ネットワーク名(SSIDなど)、セキュリティー(WEP, WPA)、パスワードを設定します。
7. MeeGoの設定「日本語設定」
インストールの際に「日本語」を指定してあることにより、日本語入力システム(インプットメソッド)の「SCIM」というソフトがすでに入っているようです。
これに追加して、日本語のかな漢字変換システムや辞書を含む「Anthy」をインストールします。
メニューバーから、「アプリケーション」→「システムツール」→「アプリの管理」を選びます。
検索窓に「anthy」と入れ、現れた検索結果から、次の二つにチェックを入れ、インストールします。
Japanese character set input library
SCIM IMEngine for anthy for Japanese input
メニューバーから、「アプリケーション」→「アクセサリ」→「設定」→「外観の設定」→「フォント」を選びます。
フォントをすべて「VLゴシック」に変更します。
これで一部ページの文字化けが直ります。
2010.6.2初版 6.4増補